東武伊勢崎線は、館林―伊勢崎間を単線で走る。そのため、足利市駅から野州山辺駅にかけての区間は単線高架という、なんとも独特な構造をしている。
野州山辺駅のホームに立つと、立派な高架駅と空が広く見える北関東らしい風景のミスマッチ。これもまた、伊勢崎線ならではの個性の1つだ。
「足利市駅には、もう1つ見てほしいものがあるんです。駅の南側、高架下に『笑う門には福来たる』と書かれた像がありまして。聞いたところでは、昔、地元の方が寄贈してくださったそうです。裏には『東武鉄道の発展を祈り寄贈』と書かれています。破顔一笑、すごくいい笑顔の子どもの像。これを見るだけで、なんだか元気な気持ちになれますよ」(宮田駅長)
沿線は見どころが多い
足利というと、フラワーパークを筆頭に見どころの多い観光地。かくいう筆者も、『渡良瀬橋』聖地巡りで訪れたことがある。もちろんそんな旅も楽しいが、一見なんてことのない東武伊勢崎線の駅たちもまた、個性に満ちていておもしろい。群馬と群馬に挟まれた足利の駅歩き。冬の空っ風を浴びながら訪ねてみてはいかが。
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