吉田カバン、コロナ後売れ筋の「仕事バッグ」事情 年齢や役職を問わずに実用性が重視される

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最後に、実店舗で選ぶ場合とネットで選ぶ場合のポイントを聞いてみた。

「店舗で接客する場合は、好みのバッグ、中に入れる荷物、入れ方、ご予算などをお聞きしながら商品をご案内しています。今回はリュックを中心に話しましたが、開口部が大きく、パッと開けて荷物を入れられるトートバッグが好きな方もいます。できれば店舗に足を運んで、お好みのバッグを探していただきたいと思います。

また、お客さまと店舗スタッフとのやりとりで多いのが『A4サイズ』への認識。思った以上に大きく思われている方も多く、バッグの現物をお見せしながら『A4が入るジャストサイズはこれですよ』とご説明したりします」(名倉氏)

店員とのやりとりは気が重いと思う人もいるだろうが、店で選べば、持ってみると意外に軽いと感じたり、バッグを持つとどう見えるかを鏡に映すこともできる。

ネットで選ぶ場合は荷物のサイズ感も考えたい

ネットでの選び方については、どうだろう。

「例えば、『リュック、パソコン、価格』などのキーワードから検索して、バッグのタイプやサイズ、色などを探されると思います。ただ先ほども話しましたが、入れる荷物のサイズ感を考えていただきたい。店舗のように内部ポケットに手持ちの機器を合わせることもできませんので、PCやスマホを買い替えた場合は、気をつけたほうがいいでしょう。

吉田カバンの公式サイトでは、検索ワードにできるだけ沿うようにしています。また、ブランドの背景を知っていただくため、各商品のストーリー性もご案内しています」(名倉氏)

ダイバーシティが浸透し、ビジネスシーンでのバッグ選びも多様化してきた。カジュアル姿が進んだとはいえ、当日の業務内容や会う相手によって変わるはず。新年に向けて使い勝手の視点から、仕事用バッグを考えてみてはいかがだろう。

高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

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たかい なおゆき / Naoyuki Takai

学生時代から在京スポーツ紙に連載を始める。卒業後、日本実業出版社の編集者、花王情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画・執筆・講演多数。近著に『なぜ、人はスガキヤに行くとホッとするのか?』(プレジデント社)がある。

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