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円安は年内128円まで、130円にはならない 値動きのパターンから予測するドル円相場

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  • 村田 雅志 ブラウン・ブラザーズ・ハリマン通貨ストラテジスト、CFA
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6月のFOMC声明では、第1四半期の米国の景気減速は一時的で、第2四半期以降は持ち直し基調が強まった、との判断が示されるだろう。またイエレン議長の会見では、利上げ開始時期に関し「経済指標の結果次第」とのスタンスを変えないまでも、利上げ開始を可能にする環境が整うとの見方を示すのではないか。

年内は128円程度がメド

この場合、ドル円は再び上昇トレンド((2)のパターン)に戻る可能性がある。ただ日本サイドからの円売り材料が出にくい状況に変わりはなく、年内のドルの対円の上値メドは128円程度とみるべきだろう。一部からはドル円が年内に130円を付けるとの見方も示されているが、そこまでドル高・円安が進めば、米国内からもドル高を懸念する声が強まりやすく、日本でも円安によるコスト増を指摘する声が強まりやすい。

仮にFOMC声明やイエレン議長の会見内容が、4月のFOMCと同様に慎重な表現・内容となれば、米利上げ開始観測も一服し、多少のドル安円高に振れる可能性もあるが、その場合でも(2)のパターンが維持され、1ドル=122円程度と思われる。

6月のFOMCで米国の利上げ開始観測が一服したとしても、9月が近づけば利上げ開始観測は再び高まるだろう。タイミングは見定めにくいものの、ドル円が年内に再び上昇トレンド局面((2)のパターン)に入り、一段高を記録する展開に変わりはないとみられる。 

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