三菱重工など5社連合が30%出資する、大手造船会社エコビックス・エンジェビックスでは、日本からの技術移転が難航し、以前から建造の遅延が続いていた。そして今回、セッチブラジルからの支払いが滞ったことを引き金に、三菱重工は全出資額に当たる、推計100億円弱を損失処理したのである。
やけどを負ったのは、造船・重工会社だけではない。プラントエンジニアリング大手の東洋エンジニアリングも、合計230億円の関連損失を計上し、2014年度は最終赤字へと転落してしまった。
同社はペトロブラスから発注を受けた、洋上原油処理設備の基本設計に不備があり、契約変更を要求。しかし汚職事件の影響で担当者の対応が鈍った。「今年2月に火を噴いていることに気づき、慌てて役員を派遣した」(中尾清社長)が、すでに手遅れだった。
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