「頭がいい人」が外での勉強を勧める納得の理由 家勉派の人も「外勉すべきタイミング」がある
そのため、外で勉強する場合は、意識せずに足が向く場所を選ぶとよいでしょう。最寄駅から自宅までの間にあるファミレスなど、自然に通る場所が理想的です。
外出先で効率的に学習するには、事前準備も大切です。自宅と違うのは、当然ですが、自分や家族以外の人がいることです。もっとも気になる話し声を中心に、音が耳に入るのは避けられないでしょう。
雑音は外勉の大敵です。対策として、耳栓を使うことをおすすめします。遮音性の高いものを選ぶことが大切なので、いくつか購入して試してみましょう。しっかり耳の穴にフィットするものを使用すれば、一般的なボリュームの話し声はシャットアウトでき、集中しやすくなります。ちなみに私は、スポンジ素材の耳栓を使用しました。耳の穴にフィットしやすいというよさがある反面、汚れが付きやすいので使い捨てになります。丸洗いできるものや、ノイズキャンセリング機能がついている商品も出ているので、自分に合った商品を選ぶとよいでしょう。
試験によっては、受験中に耳栓を使うことが認められている場合もあります。なるべく緊張しないよう、本番と同じ環境に慣れておくことが望ましいです。
本試験で耳栓を使う場合は、いくつか候補を試してみて、自分に合う「本番用」のものを試験までに選んでおきましょう。
本試験が「静かな環境」で行われるとは限らない
なお、雑音がある環境で勉強することは、悪いことばかりではありません。本番の試験が、静かな環境で行われるとは限らないからです。
一般的に、資格試験の試験日は日曜日で、試験会場は大学になることが多いです。通常は、学生の立ち入りは制限され、静かな環境で試験が行われます。ところが、運が悪いと、本試験でも集中を阻害されることがあります。私も何度かそのような環境で試験を受けました。
集中しにくい環境に慣れておけば、本番で悪いことが起こったとしても、動揺を防げます。本番で焦ってしまうと合格する可能性は大きく下がります。
万全の環境で受験できないことも想定して、あらかじめ騒音の中で集中する経験をしておくとよいでしょう。