いかがでしょうか。勉強のルーティンを変えたほうが、脳が活性化して効率が上がるということでしたね。
マンガではテスト前日の勉強法として扱われていましたが、マンネリ化を避けるのは普段の勉強でも大事なポイントです。
例えば英単語を暗記するとき、よく単語帳で和訳のところを赤シートで隠してテストしたり、何度も書き取って覚えた人も多いと思います。
しかし、単調なゆえにだんだん飽きてきて、勉強が作業化しているのではないでしょうか? そのような場合、やり方に変化をつけないと記憶に残りにくくなります。
例えば、語呂合わせやイラストでイメージ化して覚える、うろうろ歩きながら音読して覚える、覚えたい単語を使って英作文するなどです。
同じやり方で勉強するにしても、普段と違う場所で取り組むのも1つの方法でしょう。環境が変わることで刺激になり、「この単語はあそこで一生懸命覚えたな」というように、場所が記憶を引き出すきっかけになりえるからです。
また、マンガにあったように、自分で問題を作って解くのも効果的です。同じ問題を繰り返していると、答えそのものを覚えてしまい、考えなくても解けることってありますよね。
もしそうなったら、答えから逆算して問題を作ったり、理科や社会の重要語句を見て自分で説明する「逆一問一答」のような勉強法をすると、新しい刺激になって記憶に残りやすいでしょう。
実際に東大生のノートを見ても、用語に限らず「第一次世界大戦が起きたのはなぜ?」、「昼と夕方で空の色が変わる理由は?」などの問いを作ってまとめている人がとても多いです。
エクセルを使って世界史の勉強
私自身の勉強で変わったことと言えば、エクセルの活用でしょうか。世界史がどうにも苦手で、参考書を読んだり問題集を解いてもなかなか覚えられなかったので、エクセルで地図と年表を地域ごとにまとめて知識を整理していました。
このやり方を試したとたん、みるみるうちに頭に入り、成績が上がったのを覚えています。
角度を変えた勉強法を試すメリットは、脳の活性化だけではありません。普段の勉強法を見直すきっかけにもなります。
例えば、先ほど説明した英単語の暗記法のアレンジでは、すべてアウトプットの要素を取り入れています。もしそれでうまくいったなら、ほかの勉強でもアウトプットをすれば効率が上がるのでは、という気づきにつながるでしょう。
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