豚バラ肉 500g
水 1L+200ml
しょうゆ 100ml
みりん 70g
酒 大さじ2
にんにく 1片
うま味調味料(味の素) 一振り0.1g(あれば)
豚バラ肉は脂肪と赤身が層になっていますが、写真の豚バラ肉の下側に注目してください。他とは色味が違う赤みの肉が見えるはずです。この部位は肋骨のあいだに入っている筋肉で長時間煮込んでもやわらかくなりません。そのままでもかまいませんが、手で簡単に外れるので細かく切ってさっと炒めて食べるといいでしょう。
水1Lに10cm幅くらいに切った豚バラ肉を入れ、中火にかけます。
沸騰してきたら弱火に落とし、2時間煮ていきます。火加減はできるだけ弱火にしてください。
表面の乾燥を防ぐためにキッチンペーパーを落とします。鍋のフタはしません。気化熱を利用して、鍋の表面を冷やしながら、穏やかにゆでるためです。
2時間ゆでる、と聞くと面倒に思うかもしれません。しかし、ゆでるという調理法は水があるかぎりは焦げたりしないので、放置しているだけです。この時間に他の作業もできるでしょう。
豚バラ肉はコラーゲンが豊富な部位です。コラーゲンは加熱すると硬くなりますが、さらに加熱を続けるとゼラチン化し、やわらかくなります。長く煮込む料理には厚手の鍋がいいでしょう。厚手の鍋は熱の伝わり方が緩慢なので、火力を小さくしても鍋全体が均等に加熱されるので、仕上がりが安定します。
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