「結婚は30代後半以降でもできる」は甘すぎる理由 40代以上は初婚より婚歴あるほうがモテる現実

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弘兼憲史さんの「タイムリミットの設定が重要」という教えに従うならば、もし30代前半までの男女ならば、タイムリミットを35歳までに設定することで、再婚を目指す同性に取られてしまうリスクを軽減できます。また、30代後半より上の初婚を目指す男女は、一刻を争う状態でタイムリミットを決めて動くべきである、ということを念頭においてください。

そうはいうものの「結婚できれば誰でもいいけれど……」という方ならば、統計的に60代までは男女数が全国ではほぼ一致していますので(ただし若干男性余り)、同年代の男女で、離別・死別の方をも含めて、広域で探すことで結婚しやすくなります。

再婚者がモテる理由

2022年は全成婚の1/4(25%)が再婚者を含んだ(双方再婚、どちらかが再婚)の結婚でした。40代以降の成婚は再婚者だらけといった状況となっていきますが、中年再婚者は中年初婚者よりも成婚に至りやすい(モテる)というデータがあります。

結婚相談所に婚活会員データを提供している大手IBJの40代以上の会員の成婚状況の集計結果からは、初婚、再婚、再々婚以上、の3者のうち、「再婚」つまり、リスタート1回目挑戦の男女が40代以上では最も成婚しやすいことが明確に示されています。

加えて複数の自治体の結婚支援センターの会員登録状況をみても、40代以上における婚歴あり登録者の割合は3割いない状況ですので、明らかに婚歴のある中年男女のほうが婚歴のない中年男女よりも成婚しやすいことがわかっています。

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