驚愕!ヤバすぎる「焼き鳥のつくね」の裏側 知られざる「ボーンミート」の正体

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N君:とりあえず、せっかく買ってきたので、つくねを食べてみましょう。僕はつくねが大好きで、どこに行っても必ず頼むんですよ。

河岸どう? このつくねはおいしい?

N君:うーん、河岸さんにはおいしくないんだろうけど、僕にはおなじみの味ですね。

河岸つくねは、カットしてみるとよくわかるの。この断面を見てごらん。肉の粒が見えなくて「ツルツル」してるでしょう。まるで魚肉ソーセージか、かまぼこみたいに。

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100円つくねの断面 某大手スーパーに入っている惣菜店Bの「100円つくね」。断面が「ツルツル」「プリッ」としている点に注目(写真:今井 康一)

N君:確かに、断面が「ツルツル」していますね。

河岸もし家でつくねを作ったら、こういう断面にはならないよね。

N君:そうですね、鶏ミンチを買ってきて家でこねて丸めたら、もっと「粒々」していて「ブツブツ」の断面になります。かなり細かいミンチ肉を使っているんじゃないですか?

河岸それにしたって、ここまで「ツルツル」にはならない。これはね、「植タン(植物性タンパク)」を混ぜてドロドロにしてるの。

某食べ放題チェーンは「植タン」だらけ!?

N君:「植タン」の話は前作にもいろいろ出てきましたね。いろんな加工食品の「かさ増し」によく使われる「増量のスター選手」という話でした。

河岸そうだね。油を搾ったあとの脱脂大豆から作る「植タン」は肉よりも安いうえに、水をよく吸うから、肉をまさに「水増し」できる。混ぜれば混ぜるほど「歩留まり」(原料に対しての出来上がり量)が上がって、店やメーカーは儲かるんだ。

N君:某食べ放題チェーン店に行ったら、「植タン」で増量したものばかりで、食べられたシロモノじゃなかった、と前作に書いてましたね(苦笑)。

河岸そうそう。ハンバーグやミートボールなどによく使われるけど、このつくねも、「植タン」を目いっぱい、混ぜている味がするね。「添加物」の味もきついよ。

N君:そんなに「植タン」が入っていますか? 添加物の味もきついですか?

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