報連相は手書きにしなさい!最強のチームを作るノート術 北山節子著

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導入に当たっては上司が自ら率先して書き方の手本を部下に見せる必要がある。本書には報連相の具体的な書き方をはじめ、語り口調やイラストを交えたり5W3Hにのっとって書くなど、円滑に運用するコツも解説してある。販売の現場から生まれた現場発の手法なので、特に販売や営業など業務中にコミュニケーションがとりにくい職種や、クレーム対応などの現場において大いに効果が期待できよう。

活用する上での注意点として、著者は次のように繰り返し強調する。

「好意的に、ポジティブな表現で伝えること」。部下を大切にすることは上司の鉄則であり、人を育て、チームを育てることが報連相ノートの真髄だと説く。

例えば、愚痴っぽい社員がいても、“鋭い観察眼で改善のタネをたくさん抱えている人”と捉え、改善担当として業務に取り組んでもらうなど適材適所の配置を行う。そして成果が出たらとことんほめて感謝する。

報連相ノート上でこうしたやり取りが見えれば、他の社員もモチベーションが上がり、個人のクセを排除せずに個性と認める風土ができていく。実際、こうしたノート活用により、著者の部下は皆、店長へと成長したそうだ。

東洋経済新報社 1470円

(フリーライター:佐藤ちひろ=東洋経済HRオンライン)

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