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中央線にも連結へ「通勤グリーン車」海外最新事情 香港の「頭等」、ドバイは路面電車にも上級席

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では、これらの国・地域の優等席に、有効なチケットを持たずに乗車したらどうなるのだろうか。

日本の首都圏JRのグリーン車は、車内でのグリーン券購入は事前購入料金よりも高いが、その場で支払えば済む。だが、香港ではそうはいかない。前もって料金を払わずに1等席に座っていた場合は罰則が適用され、無賃乗車のペナルティと同額の1000香港ドル(約1万9200円)の支払いを命じられる。ドバイや、そもそも1等と2等で運賃制度が異なるイギリスでも同様に罰金の対象となる。日本の首都圏JRグリーン車と同じ感覚で利用すると大変なことになる。

ドバイメトロのゴールドクラス乗り場。「ゴールドカード(チケット)保有者以外は100AED(約4100円)の罰金」との注意書きがある(筆者撮影)
深圳地下鉄の優等車両(ビジネスクラス)乗り場。手前にあるのが乗車時にICカードをタッチする機械で、乗り場上には「乗車前にカードを有効化してください」との注意書きがある(筆者撮影)

日本のグリーン車は乗車後でも購入できるため便利だが、今後サービスを開始する中央線快速は東海道線や高崎線などに比べて駅間も短く、短距離の利用者が入れ代わり立ち代わり乗車することが考えられそうだ。その際、有効なグリーン券を持っているかどうかのチェックが課題だろう。

「グリーン車」訪日客は利用しやすい?

ところで、日本を訪れる“インバウンド”の外国人旅行者の目に、グリーン車はどう映っているのだろうか。外国人の動きを見ていると「グリーン車という名称自体が何か指すのか理解しにくい」「ICカードをかざす云々が他国の事例にはないため、それが何を意味するのかわからない」――などの理由で、よく車掌やアテンダントと揉めている様子を目にする。どちらのランプの色が空席を示すのかも一目ではわかりにくいだろう。

ドアの右上に1等席を示す「1」の数字があるイギリス・サウスウェスタン鉄道の電車。1等車の存在はかつての階級社会の名残りとも(筆者撮影)

かつてのイギリスでは、階級社会の象徴として1等車が連結されていた。ところがロンドンの近郊輸送を担う新型車両の動向を見ていると、1等車の連結列車は消えていく傾向にある。一方、日本ではより快適な通勤環境を目指して、さまざまな有料座席車両が増えている。時代や社会背景により、優等座席への向き合い方も異なるという事実はとても興味深いものだ。

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