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イタリアを席巻するニッポンの意外な食材 現地で大人気「ゼンパスタ」って何だ?

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そんなゼンパスタをイタリアに広めたキーマンは、1人の日本人女性だという。取材班は、ゼンパスタをその人物に会うため、イタリアから約700キロメートル離れたマルタ共和国に向かった。

イタリアでしらたきを、ゼンパスタとして販売している社長こそ、こちらの食材の輸入を行う会社を経営するロレンツォさん。そして彼の奥さんが国際結婚した日本人の女性だった。

そのままで運ぶには水分が多すぎたが・・・ (写真:marika / PIXTA)

きっかけは、ロレンツォさんがあるときに食べたすき焼き。その中に履いていたしらたきが、パスタの代用品として使えるのではないかとひらめいたという。

とはいえ、話は簡単に進まなかった。当初はしらたきに含まれる水分が重くコストがかかり、イタリアへの輸入ができなかった。そんな状況を一変させたのは、奥さんのもとに、届いた「仕送り」。日本食が恋しく、母から日本食を送ってもらう中に『乾燥しらたき』が入っていたことだ。

「これならイケる!」閃いたロレンツオさん。それが、ゼンパスタ誕生の瞬間だった。ゼンパスタの命名の由来はリラックス・平和などのイメージのある「禅」。そして代用品として人気がでることを見込み“パスタ”とくっ付けて決めた。

そして乾燥シラタキを作る日本の会社と独占販売権を結び、3年前からイタリアで販売。今や、好きな日本食材2位にランクインする超人気商品までになった。

日本食とイタリア食は似ている!

ヒットの理由を奥さんは、日本食とイタリア食の類似性と分析する。日本の刺身はイタリアだとカルパッチョ。イタリアの家庭料理フリットは、日本では天ぷらにあたる。またイタリアはリゾットを始め、お米もよく食べる。さらに地理的にも両国とも海に面し海の幸に恵まれた食習慣も似ているのだ。

食における共通点が多い日本とイタリア。つまり!日本人が好む『しらたき』が、イタリアで受け入れられたのは当然の結果だったのかもしれない。

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