「思ったことをすぐに口にする」人が抱える大問題 「リーダーになってはいけない人」はこんな人だ

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相手がポジティブに受け取るか、ネガティブに捉えるか、常に対比を考えながら発言を選ぶことができるのが、リーダーになれる人です。

ここでも、チームを率いるリーダーが自分の感情曲線をしっかり捉え、自分の感情をなるべくポジティブな方向に向けながら発言する内容を吟味しています。

優れたリーダーは、自然にそういうことをやっているものです。

優れたリーダーが心がけていること

事実、知り合いの「できるリーダー」たちに、「何を伝えるかをあらかじめ考えてから、部下に言葉を発信していますか?」と聞くと、全員が口をそろえてこう答えてくれました。

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「林さん、そんなこと、当たり前じゃないですか」

部下や一緒に働くメンバーに「感じてほしいこと」や「考えてほしいこと」は、会社の業務の流れの中である程度決まっているものでしょう。それなので「チームの長がそちらの方向に向かうように、水を向けるのは当然のこと」というのが、できるリーダーたちに共通する認識でした。

できるリーダーにとっては、「ゴールを目指して、会話の仮説を立ててから話す」ことは、当然のことなのです。

リーダーにとって、メンバーの心をがっちり掴む「人心掌握」は大切な要素です。その人心掌握のためには相手の感情を先回りして想定し、相手がほしいと思う言葉を投げかけられることが大切なのは、言うまでもありません。

林 健太郎 リーダー育成家 合同会社ナンバーツー エグゼクティブ・コーチ

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はやし けんたろう / Kentaro Hayashi

一般社団法人 国際コーチ連盟日本支部(当時)創設者。1973年、東京都生まれ。バンダイなどに勤務後、エグゼクティブ・コーチングの草分け的存在であるアンソニー・クルカス氏と出会い、プロコーチを目指して海外修行に出る。2010年にコーチとして独立。日本を代表する大手企業などで、のべ650人を超えるビジネスリーダーに対してコーチングを実施。『コーチング忍者の2分コーチング入門講座』を運営。著書に『できる上司は会話が9割』(三笠書房)。

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