「国語が得意だと人に優しくできる」意外な理由 国語の勉強をしたら、他人に優しくなれる?

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解釈に正解はなく、読者の数だけの解釈があります。「、」「。」の位置を自分なりに変えながら、見える世界が変わるのを楽しむのが、古文の楽しみ方だったのではないかと言われています。

本来古文は、昔の文章を読めるようになるための訓練ではなく、多様な「解釈」を楽しめる古文を読解することで、今の文章でもいろんな解釈ができるようになるから学ぶ意味があるのだと思います。

人生もプラスな方向に変わる

こうして、いろんな時代のいろんな解釈を楽しむことができれば、人に優しくできるだけでなく、人生もプラスな方向に変わっていきます。

例えば悲しい出来事があったとしても、「自分の目の前に起きているできごとは、本当に『悲劇』なんだろうか? 肯定的な「解釈」に変えることはできないだろうか?」と考えることができます。

国語は、自分の人生を幸せに解釈することができるようになる力を秘めているのです。

いかがでしょうか。この記事を読んで、多くの人が「やっぱり国語って重要なんだな」と思ってもらえたら、とても嬉しいです。

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辻 孝宗 西大和学園中学校・高等学校教諭

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つじ たかむね / Takamune Tsuji

西大和学園中学校・高等学校教諭。1975年生まれ。岐阜出身。国語科教師として、20年余り、西大和学園の国語を率いている。常に新しいスタイルで展開される授業の人気は高く、定員40人の放課後講座に280人が申し込んだことも。その授業は楽しいだけでなく、最小限の努力で常に学年を全国1位にするので、生徒だけでなく教員にも信奉者が多い。

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