アンジャッシュ渡部「一筋の光」を追う仕事の現在 YouTube番組『渡部ロケハン』が凄いことになっていた

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2年前に魚に目覚めて海鮮料理屋を始めたという元・テニスコーチのお店で談笑する渡部さん(画像:アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組/YouTubeより)

たとえば、2023年7月28日配信の庚申塚編ではまだどのメディアからも紹介されていない、その日とれた旬の魚を楽しめる海鮮料理店やスコッチエッグが美味しい町の洋食屋を発掘。その際も「2年前に魚に目覚めて海鮮料理屋を始めた元・テニスコーチ」と「日本を代表するグランメゾンの元・支配人とソムリエが営む洋食屋」というバックボーンを知ることができたのは渡部氏のトーク力とグルメ知識があってこそである。

左腕には「ロケハン」の腕章が

逆風がまだおさまったわけではないが、『渡部ロケハン』によって、ようやく今後進むべき道が見えてきたという。

「以前、僕が全国を食べ歩きする番組があって、飛行機の機内放送で流れていたんですよ。いつか、飛行機の機内放送で『渡部ロケハン』が流れないかなと。旅に行く人も多い飛行機に食べ歩き、飲み歩きの映像はフィットするんですよ。ずっと先だとは思いますが、その夢に向けて、この『渡部ロケハン』を本当に全力で誠心誠意、一生懸命やっていきます」(渡部氏)

『渡部ロケハン』の現場で、渡部氏は左腕に「ロケハン」と書かれた大きな腕章をつけている。まだ売れていなかった頃の渡部氏は、自身が芸能界で生き残るために“グルメロケハン”を全力で行っていたが、それへの原点回帰にも映る。強力メンバーで立ち上がった『渡部ロケハン』で渡部氏は今後、地上波にまで捲土重来を果たせるだろうか。

(後編に続く)

渡部建 お笑い芸人。1972年9月23日東京都出身。所属事務所のタレント養成所・スクールJCAの同期だった児嶋一哉とコンビを組み、アンジャッシュを結成。多数のレギュラー番組を抱え、イケメン芸人としても活躍。食べ歩きの趣味が高じて、グルメガイド本を出版するなどグルメ通としても知られる。2020年6月9日、自身のスキャンダルを理由にテレビ各局に対し、番組出演の全面自粛を申し入れた。2022年2月5日、芸能活動の再開を発表。
ソマシュンスケ 映像ディレクター。1984年8月29日福岡県出身。18歳で芸人を志し大阪のNSCへ。途中挫折。その後、大阪で映像の専門学校に行って卒業後上京。24歳の頃、制作会社に入りADとして下積み。『劇的ビフォーアフター』(ABC・テレビ朝日系)や『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などを経て、番組ディレクターになる。人気バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)、『有吉反省会』(日本テレビ系)、『ニューヨーク恋愛市場』(ABEMA)を担当。2023年4月に制作会社いまじんを退社し独立。株式会社バリサンを創立。
西村隆志 放送作家。1977年。福岡県出身。 中央⼤学在学中に⽇本テレビの深夜放送の『電波少年的放送局企画部放送作家トキワ荘』に参加 、グリーンのネグリジェを着た「グリーン⻄村」として6カ⽉間、マンションと⼭奥の寺に隔離。最終オーディションを勝ち抜き、放送作家に。現在は、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)『ZIP!』『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)などの人気番組の構成として活躍。またテレビ以外に、成田悠輔のYouTubeチャンネル、企業PRコンサルなどに取り組んでいる。
カツオ 放送作家。1980年、東京都荒川区生まれ。2000年、早稲田大学在学中に、劇団「盗難アジア」を旗揚げ。2005年まで、劇団主宰・俳優としても活動。2001年に演劇活動と並行して、放送作家の活動も始め、現在に至る。過去、年間600本の企画書を書いた実績もあり、自称・企画書渋滞系放送作家。現在は『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)、『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)、『有吉ぃぃeeeee!』(テレビ東京系)など、30本以上のレギュラー番組・SNS映像コンテンツを担当。またバスケットにも精通し、バスケ系SNS等にも参加。
ジャスト日本 ライター

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じゃすとにほん / Just Nihon

ライター、プロレス考察家。1980年福岡県出身、和歌山県在住。プロレスからビジネスジャンルまで、幅広く執筆活動を展開。現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌」を更新中。 著書に「俺達が愛するプロレスラー劇場 Vol.1」(ごきげんビジネス出版)「インディペンデント・ブルース」「プロレス喧嘩マッチ伝説」(いずれも彩図社)ほか多数。

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