アンジャッシュ渡部「一筋の光」を追う仕事の現在 YouTube番組『渡部ロケハン』が凄いことになっていた
そうしたなか、朝日新聞で脚本家・三谷幸喜氏が『渡部ロケハン』を取り上げた。YouTube界のトップランナーのひとりであるオリエンタルラジオの中田敦彦氏も自身の動画で『渡部ロケハン』を絶賛。『渡部ロケハン』は、回を重ねるごとに大きな反響を呼ぶようになった。
見えてきたという「一筋の光」
「業界の身内から反響が届き始めました。徐々に先輩や後輩から連絡がきて、あとYouTubeの『さまぁ~ずチャンネル』さんで『渡部ロケハン』を紹介してくださったのが大きかったです。しかも動画の一番の上のほうに概要欄を貼ってくださって。そこから少しずつ届き始めて、再生回数も伸びましたね」(ソマ氏)
渡部氏にとっても大きな転機となった。復帰後、単発ではない継続的な仕事にめぐり合えたからだ。「これが僕がやっていくことなんだな」という一筋の光が見えたという。
「『渡部ロケハン』には多くの反響をいただいて、コメントもすべて目を通しました。僕はSNSではX(Twitter)もインスタもコメントを閉じています。すべて自分が悪いのですが、ネットニュースなどには厳しいコメントが多く、それが丸ごと世間の声という意識がずっとありました。でも『渡部ロケハン』のコメント欄で『頑張れ』『待っているぞ』という応援の声をたくさんいただき、本当に救われたんです」(渡部氏)
実は渡部氏は『渡部ロケハン』の前に、『アンジャッシュ渡部チャンネル』というYouTubeを2019年12月に立ち上げていた。しかし、活動自粛を機に更新は途絶えている。結果的にだが、復帰後、安易にYouTubeをスタートさせなかったことは功を奏した。渡部氏への逆風がまだまだ大きい中、番組を人気化させることは、並のチームでは到底不可能だったからだ。
「最前線で活躍している西村さんとカツオさんがこの番組でいつも楽しそうにやってくれていて本当に嬉しいです。最後、ロケ現場のスナックにわざわざ来てくれたり、『この番組をこうしていきましょう』とか提案してくれる。ディレクターのソマさんも現場を楽しんでくれている。チームのモチベーションの高さを感じます。本当にいいスタッフに恵まれました」(渡部氏)
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