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他人に言われた「嫌な言葉」をひきずらない思考法 傷ついた一言が忘れられない人が試したい事

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  • Poche 心理カウンセラー
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たとえば、「人と比べてもいい。人に嫉妬してもいい。人をうらやましいと思ってもいい」という言葉が納得できないということはつまり、「人と比べてはいけない。人に嫉妬してはいけない。人をうらやましいと思ってはいけない」というポリシーを持って生きてきたということです。

このように自分の気持ちをそのまま肯定すると、自分が何をがんばり、何を大切にして生きてきたのかが少しずつ見えてきます。

あなた自身が「人と比べてはいけない」という思いに苦しんでいないのなら、人と比べてはいけないことを守り続けてもいいのですよ。同様にあなた自身が「人に嫉妬してはいけない」という思いに苦しんでいないのなら、人に嫉妬しないように心がけ続けてもまったく問題ありません。

ですが、人と比べたり嫉妬することに悩んでいる人の多くは、「してはいけない」という強い思いに縛られ、苦しんでいます。してはいけないと強く思っているからこそ、それをしてしまう自分が嫌になったり落ち込んだりしてしまうのです。

そもそも嫉妬はいけないのか?

あなたが「人と比べてはいけない」「人に嫉妬してはいけない」と思う理由はなんでしょうか?

もしかすると子どもの頃に親や先生から言われたことや、テレビや雑誌、SNSで見聞きした「嫉妬は良くない」「人と比べたら幸せになれない」といった誰かの言葉が影響している可能性はないでしょうか?

たとえば、ドラマや小説では、話をわかりやすくするために「嫉妬」を醜く描くことがありますから、嫉妬が良くないものという思い込みがつくられてしまうことがあります。

比べたり嫉妬することそのものがダメなのではありません。

誰かと比べるからこそがんばれることもあるし、嫉妬心やうらやましさが自分を変えるための原動力になることもあります。

誰かと比べて落ち込むのはあなたが何かをがんばっている証拠ですし、嫉妬するのは「本当はこうなりたい」という理想がちゃんとあるからこそ。これはとても素敵なことです。

時代劇に出てくるような豪華な着物を着ている人よりも、憧れのブランドの洋服を着ている人に嫉妬心が出やすいように、自分に必要のないものや絶対に手に入らないようなもの、まったく興味のないものに人は嫉妬できません。

つまり、誰かと比べたり嫉妬する自分が嫌になりそうなときは、あなたが本当に欲しいものを知るためのチャンス。「嫉妬はダメ!」と自分を責めて追い込むのではなくて、「嫉妬=自分が何を欲しいと思っていて、何が足りないと感じているのかを知るチャンス」と考えてみてもよいかもしれませんね。

比べても、嫉妬しても、うらやましいと思っても大丈夫。まずはそんな自分を肯定していきましょう。

(イラスト:Poche)

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