他人に言われた「嫌な言葉」をひきずらない思考法 傷ついた一言が忘れられない人が試したい事

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

料理をするために欠かせない包丁も、使い方次第では凶器になります。

言葉も同じで、一見すると正しいように思えても、凶器のように鋭く心を傷つけてしまうことがあるのです。だからあなたの心を傷つけてしまうような言葉は無理に納得しようとしたり、取り入れようとしないでおきましょう。

嫌な一言を思い出したときには、一呼吸おいてから頭の中で反論してみてくださいね。そうすることで自分なりの考えが強くなり、その代わりに嫌な一言があなたに与える影響はだんだんと弱くなっていきますよ。

(イラスト:Poche)

人と比べて嫉妬してしまう

人と比べてしまう自分に落ち込んだり、嫉妬してイライラしたり、誰かをうらやましいと思う自分が嫌になってしまうことはありませんか?

「そんな自分を変えたい」「変えなきゃいけない」とがんばってきた人もいるかもしれませんね。

でも、実は人と自分を比べてしまうことも、人に嫉妬してしまうことも、人をうらやましいと思うこともダメではありません。人と比べてしまうのも、嫉妬するのも、うらやましいと思うのも自然な感情だからです。

試しに「人と比べてもいい。人に嫉妬してもいい。人をうらやましいと思ってもいい」と、口に出してみてください。

『がんばりすぎて疲れたあなたが自分の幸せをつくる本』(清流出版)書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

さて、どのような気持ちになりましたか?

心が軽くなったり、「そっか。そうなのか」と納得できた人は、この言葉を毎朝口に出してみてくださいね。「そう思ってもいいんだよ」と自分の気持ちを肯定し続けることで、落ち込んだりイライラする回数がだんだんと減っていきますから。

でも、なかにはきっと、先ほどの言葉を口に出すのも嫌だったり、「どうして嫉妬してもいいの?」と納得できなかったり、「嫌だから悩んでいるのに、いいって言われても……」とモヤモヤしたりする人もいるのではと思います。

それはそれでいいのですよ。

あなたの中から出てきた感情はどのようなものであっても、そのまま受け止めておきましょう。あなたから出てきた気持ちの中には、あなたが今の苦しみから抜け出して、もっと幸せになるためのヒントが隠されているからです。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事