外国人投資家が日本人より日本株に超強気のワケ 22日の日銀植田総裁の会見にはどう準備する?
しかも13日は岸田政権での内閣改造が終わったが、このあとは解散総選挙を勝つための経済対策・強力な補正予算編成、2015年に政策として掲げられた「名目GDP600兆円」達成、さらには「デフレ脱却宣言」まで期待できる。このようにして2024年への相場の流れを考えると、外国人投資家が「日本株は安全パイだ、大丈夫だ」と考えても不思議ではない。
「日経平均が今年の高値を抜けてくるのは10月」という話をしたが、もちろん9月相場もあと約2週間残っており、今月中の高値更新の可能性も大いにある。ただ、安いところを待っていた逆張りの個人投資家などは、思うような買いタイミングがつかめず、焦っている向きも多いと思う。相場には高い日もあれば安い日もある。このあとの2週間、焦らずに行きたい。
今回は大相場、株価が下がったときの心得は?
この局面で避けてほしいのは、株価が安い日があったときに「ああ、高いところで売っておけばよかった」と後悔しないことだ。そんな気持ちでいると、次に株価が高い日が来たときは、つい売ってしまいがちだ。
もちろん、そのあとに大きな下げがあれば、売ってしまった株を再び買うこともできる。だが、高い日が何度かあると、やはり売ってしまいたくなる。もし、そこで終わらず「2段上げ相場」が明らかにスタートしたときに「手持ち株が残っていなかった……」ということになりがちだ。
もっとも、もしそうなった場合でも、最初に売った水準よりも高い水準で買う勇気(投資の力量)があれば、今回の大相場はそれほどの問題でもないのだが……。
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