国民・玉木代表、「ガソリン二重課税はおかしい」 シンプルに減税する抜本的な税制改正をすべき

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以下、番組での主なやりとり。

梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):延長が決まったガソリン補助金。9月7日から新しい制度が始まった。レギュラーガソリンの小売価格1L当たり168円から、185円までは一部補助。185円を超えた場合は全額補助に。政府は10月中に175円程度まで抑制するとしている。こうした中、ガソリンの二重課税を是正すべきだという声が上がっている。現在、全国の平均小売価格は187円ほどで高止まり。この内訳だが、ガソリンの本体価格は113.4円。そして石油石炭税、ガソリン税を合わせて、170円になる。この税金を含んだ価格に10%の消費税がかけられていることから、「二重課税」だという指摘がある。

松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):ガソリン価格の高騰対策だが、政府の補助金によってなんとか支援するということでやっているが、補助金予算はすでに6兆円を超えていると言われている。長年指摘されてきた二重課税の問題でもあると思うが、この辺りは改めるべきなのかどうか。

ガソリン代は青天井?高騰いつまで

玉木雄一郎氏(国民民主党代表):どう考えても改めるべき。(ガソリンの)本体価格110円でしょ? 消費税10%だから、本来であれば消費税は、かけても11円(11.34円)だが、消費税分は16円ぐらいになる。プラス、リッター5円分は、その税金にさらに税かけてプラスになっている。これは税の論理からしてもおかしい。私は6月に西村経産相の所に行った時、西村大臣も(税金に税金をかけるのは)「おかしい」と言っていた。

だから、冷静に考えればおかしい。二重課税をやめるだけでも5円下がるし、いわゆるこの「暫定税率」、いまは「当分の間税率」と言っているが、1974年から続いている。暫定だ、当分だ、と言いながら半世紀も続いている。そろそろ1回整理し直して、抜本的な税制改正すべき。私は減税を、シンプルにやったらいいと思う。2021年度の税収は、見積もりより10兆円増えているし2022年も6兆円増え、2023年もたぶん5兆から9兆上振れすると思う。

玉木氏はガソリン税のあり方に疑問を呈した(写真:FNNプライムオンライン)
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