危ない?ワンルーム投資は本当に儲かるのか 経験15年のベテランが明かす「勝利の鉄則」
この経験からAさんは、「その駅の勝ち組に投資する」という鉄則に至る。駅からの距離だけでなく、その間にワンルームマンションがどれだけあるかが重要で、「最寄り駅から最も競争力のある物件に投資する」(Aさん)。これをもとに徐々に物件を増やし、現在は都内に4物件を保有している。
「自分でも住みたい」物件にせよ!
Aさんにはほかにもマンション投資の鉄則がある。投資は1件あたり3000万円までが目安。さらに「自分でも本当に住んでみたいと思うところに投資する」(Aさん)。購入を決める前、週末を使ってその物件に寝泊まりしてみる。
たとえば一人暮らしで世話になることが多い弁当屋やコンビニエンスストアなど、その物件の周辺にはどんな店があるのか。実際の生活を自身で体験するのだ。そして大手企業の単身赴任者、通勤に便利な企業の従業員、20代OLなど、その物件の具体的な借り手がイメージできれば購入OKだ。
「不動産投資は自分でコントロールできることが多い。どの物件を選ぶか、借り入れの返済額を何年で設定するかなど、重要な変数を自分で設定できる」(Aさん)。これまでの投資額は1億円程度になり、毎月の収支もプラス基調。税金対策もあり、今後も投資を増やす考えという。
■Bさん(都内在住、50代)
元金融マンであるBさんは、不動産投資の魅力を次のように語る。「不動産の物件は一つひとつが異なっていて、価格や家賃は物件次第で決まる。そして空室になることだけを気にしていれば、株のように日々相場を気にする必要はない」。
Bさんは都心の駅近物件を中心に投資する。原則、東京のJR山手線、都営大江戸線の内側で駅から徒歩5~10分までの条件が目安だ。不動産が底値に近かった2000年に投資を始めたこともあり、購入した都心物件はすべて含み益になっている。現在は都心に20室近いワンルームマンションを保有している。
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