夏の“節電”休暇に狙い ANA、JALの魂胆
現在のJALは座席供給量を国際、国内線ともに25%前後減らしており、見掛けの旅客数減ほど実態の収益は悪くならない。GWの搭乗率は国際、国内線とも、JALがANAを数%ずつ上回った。
今後のカギは、最大の稼ぎ時となる夏休みをどう乗り切るかだ。ただ皮肉にも、今年は節電の影響で多くの企業が夏季休暇を長期化、分散化させるため、業界にとって追い風となる。「観光庁は、夏休みの長期滞在型国内旅行商品をPRする予定。従来の国内旅行は3泊4日が精々だったが、今年は7泊8日等の遠距離商品が大々的に宣伝されそうだ」と、関係者は早くもそろばんをはじいている。
(野村明弘 =週刊東洋経済2011年5月21日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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