全員アラフォー「オレンジレンジ」今でも放つ異彩 YouTubeで初めてミュージックビデオも公開

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ブレイクのきっかけとなった『上海ハニー』や、2004年の大ヒットアルバム『musiQ』に収められた『以心電信』、テレビドラマ(フジテレビ系)『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』のオープニング曲『イケナイ太陽』など、人によって想起する曲もさまざまだろう。

ORANGE RANGEの曲は、よくタイアップにも起用されている。映画では『いま、会いにゆきます』や、先述したドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』、アニメでは『BLEACH』のオープニング曲に起用された。

昨年は、『15周年コードギアス反逆のルルーシュR2』 の第2クールのオープニングテーマでFLOWとコラボレーションした『デイドリーム ビリーヴァー』が話題になったのも記憶に新しい。

ポッキーCMでも話題

ワードセンスも非常に長けており、忽那汐里のキュートなダンスで話題になった、ポッキーのCM楽曲『おしゃれ番長 feat.ソイソース』など、一度聴いたら耳から離れない曲も多い。楽曲がリリースされた2008年頃はファッション雑誌でも「おしゃれ番長」のフレーズはキャッチコピーとしてよく使われていた。

また、イントロのワンフレーズでリスナーを世界観に引き込むのもORANGE RANGEの魅力だ。『上海ハニー』の「いいね 快晴じゃん 雲ひとつないよ」や、『お願い!セニョリータ』の「Ah〜あ〜どうにもこうにも止まらぬこの暑さ」といったイントロのキャッチーなフレーズは、リスナーに夏を想起させて一気にORANGE RANGEの世界観に引き込んでしまう。

ORANGE RANGE「上海ハニー」(写真:ORANGE RANGE公式サイトより)

直近でもORANGE RANGEの曲は話題を呼んでいる。2022年には日清食品「カップヌードル 味噌」のテレビCMソングとして、『SUSHI食べたい feat.ソイソース』の替え歌「MISO食べたい」を披露。斬新な映像とともに、多くの人々の心をつかんでいる。

そんなORANGE RANGEがメジャーデビューした2000年代初期は、沖縄発のミュージシャンが目立っていた時代でもあった。

1990年代の沖縄出身のアーティストは、沖縄アクターズスクール出身のアーティストが人気の時代だった。安室奈美恵をはじめ、MAX、SPEED、DA PUMPが続々デビューし、ハイレベルなダンスと歌唱力で音楽シーンでは不動の人気を得ていた。

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