社員に伝えるメッセージに悩むようなら、社長を降りるべき--西本甲介・メイテック社長(第6回・最終回)


 全社員にメッセージを届けたいという思いで作っていますが、1割でも真剣に受け止めてくれる社員がいればすごい力になると思っています。2割であれば会社にとって相当強力な力になるでしょう。

エンジニアとの接点は、フェイストゥフェイスも組み合わせてやっていかねければいけないと思っています。以前は35拠点を順番に周って温泉に出かけるという「一泊研修会」や、仕事の後に集会所などを借りてエンジニアたちに現状や今後のビジョンなどの話をする「社長懇話会」もやっていました。危機対応でストップしていましたが、早く復活したいですね。

--外部に対する企業広報についてはどうお考えですか。

社長室時代、関口さんを一生懸命プロモーションしていました。

創業者が有名になると企業の知名度があがります。創業者イコール会社なので経営という面から見ても合理性があることだと思ってやっていました。

ただ、私は創業者ではないので有名になっても仕方がありません。いかにメイテックという会社が企業や組織として認められるかが重要です。採用労働市場なので、採用メディアには相応の予算を使います。単に知名度を上げることにはほとんど予算をとっていませんが、今後は見直すかもしれません。

--社長職に就かれて12年目。部下からするとモノが申しづらくなることもあるかと思いますが、経営者として気をつけていることはありますか。

社長というポストにいるとたいてい勘違いを起こしますので、組織の中で自分のことが一番見えていないという意識は常に持つようにしています。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?
  • 森口将之の自動車デザイン考
  • 仲人はミタ-婚活現場からのリアルボイス-
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
文具業界を揺るがす動乱<br>「コクヨvs.プラス」の全真相

昨年末のぺんてる株をめぐる文具2強によるプロキシーファイト(委任状争奪戦)。両社のバトルには、8月に設立したプラスの卸子会社が2年前の計画で一度頓挫していたことにも伏線が。縮小する文具業界再編をめぐる壮絶な主導権争いに迫ります。