7カ国の亜女子が語る、日本人の「ここがムリ」

その「常識感覚」にアジアの同僚は辟易かも

若手のアナタも、「まだ人の上に立つ立場じゃないから~」と安心してはいけない。「偉い人は腰が低いけれど、若い日本の男性はすぐに威張って上下をつけた がる」と話すのは、上海の李さん(32)。「もっと信用して欲しいし、お互いに尊重し合わないといい仕事は出来ないと思う」。耳が痛い人もいるのではない か。

また「1日中何も食べずに働き、さらに残業までする日本人の行動はさっぱり理解できない」と言うのは、 ジャカルタのファビオラさん(24)。「以前、日本人の友人が過労で病気になりました。こんなことは、わが国では考えられません」。

こういった日本人の「社畜」的側面は、あらゆる国で不思議に思われている。「日本人の残業意識は考えられない。仕事中毒で、家に帰らず何かほかにすることがないか探しているみたいだ」(バンコク・プーンさん・30)。「生活スタイルを崩してまで働くなんて、あり得ない」(上海・李さん)。よく働くのは悪いことではないが、一方で亜女子たちにドン引きされていることも覚えておきたい。

ホーチミン女子「集団で仕事をするのが苦手」

そのほかにも、「会社ではきちんとした人が、飲み会ではものすごくハメを外すので唖然としている」「『大丈夫です』と言われると、イエスなのかノーなのかわからない。責任感がないのか……」「『すいません』と、どこでも何度でも謝られるのに違和感がある。上辺だけに聞こえる」など、さまざまなビジネスシーンについて、辛らつな意見が届いている。

こんな辛口亜女子たち、自国民についてはどう分析しているのだろう。日本人の残業感覚はさておき、「私たちは勤勉だ!」と言い切るのは、上海とホーチミンの亜女子だった。

中国人は勤勉なうえ、仲間意識が強く、面倒見もよい。一度受け入れると完全に心を許し、とてもいい信頼関係を築けるという。でも「面子は非常に重視する」(上海・金さん・30)という点は要注意だ。

ベトナム人も「勤勉」なのだそうだが、発展の最中にあるからか、経済や仕事に対しては楽観的なようだ。伝統的に家族の絆がとても深く、家族総出でよく働く。ただ、近年の女子は昔ほど家庭に重きを置かなくなっているようで、自分のために生きる傾向が強まっているそうだ。

興味深いのは、「ベトナム人は人だかりを作るのは好きだが、集団で何かを創りだすことは苦手」(ホーチミン・マルさん・25)という意見。協調性がなく「1人なら出来ることが、3人になると負けたくないので討論になり、7人になるとより悪化する傾向がある」。ベトナム人部下に指示を出す際は「君に頼む」と明確に一人に一案件を任せるのがいいかもしれない。

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