メールは危険「スクリーン無呼吸症候群」のヤバさ メールとメッセージアプリは自律神経に悪影響
1月に発表された研究でスピーゲルのチームは、多くの呼吸法に価値があるが、吸い込む時間よりも吐き出す時間のほうが長いため息を周期的に行うことが、気分の改善に特に効果的であることを発見した。
スマホは精神的な負担が大きい
次が、大きなスクリーンを使用することだ。ポージスは、スクリーンが大きいほど精神的な負担が小さくなる可能性があるという仮説を立てている。「見ている範囲を狭めると、その範囲の外にあるものすべてを排除しようと神経系への負担が高まる」と言う。
携帯電話でメッセージに対応するよりデスクトップモニターでメッセージに対応するほうが簡単に感じられることが多いのは、携帯電話のほうが「圧迫感がより強い」からだ、とスピーゲルは説明する。
そして、呼吸を大切にすることだ。人は休憩のためにコンピューターから離れた際、携帯電話でメッセージに応答することになりがちだ、とポージス氏は言う。音楽を聴くなど、あまり精神的な労力を必要としないことをする時間を少し確保して、警戒状態にある神経系をくつろがせることをポージスは推奨する。
自然の中を歩くなど、休憩に身体活動を加えることもバランスを回復させる1つの方法だ、とスピーゲルは話す。簡単なことだが、「私たちの身体をよりよく機能させるのに役立つ」と言う。
(執筆:Alisha Haridasani Gupta記者)
(C)2023 The New York Times
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら