メールは危険「スクリーン無呼吸症候群」のヤバさ メールとメッセージアプリは自律神経に悪影響

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ポージスによると、たとえその仕事が特にストレスのかかるものでなかったとしても、何時間も浅い呼吸が続くと1日の仕事を終えたときに疲れ切ったと感じることがある。

スクリーンの前で座りっぱなしになって動かないことも、スクリーン無呼吸症候群の一因となる可能性があると、スタンフォード大学医学部ストレス保健センターの所長デイビッド・スピーゲルは語る。

呼吸障害は「していることだけでなく、していないことが組み合わされた」結果であるとし、運動や睡眠が足りない状態で強いストレスがかかる仕事を長時間している患者にスクリーン無呼吸症候群が見られることに気づいたとも話す。

手軽にできる対策は?

私たちの生活は一段とスクリーンに縛られるようになっているが、それでも呼吸習慣を改善するために簡単に取り入れられることはいくつかある。

まずは、呼吸リマインダーの使用だ。穏やかなアラート音を1日に数回鳴らすことで呼吸のチェックを思い出すようにすることができる、とネスターは言う。

口呼吸(浅い呼吸の目安となる)をしていないか、そもそもきちんと呼吸をしているか、自分に問いかけるのだ。そうした意識が改善に役立つ、とネスター。

呼吸が浅くなっている、またはまったく呼吸していないことに気づいた場合は、聞こえるようにため息をするとよい、とスピーゲルはアドバイスする。研究によると、聞こえるようにため息をすることは呼吸パターンをリセットする手軽で簡単な方法となりうる。

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