英国のひまわり畑「ヌード禁止」の看板立てた事情 なぜか際どい写真を撮ろうとする人が続出

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ひまわり畑
ロンドン南西にある農園で、今年になってカメラの前で裸になる来訪者が続出ーーそのワケは(写真:T2/PIXTA)

ロンドンの南西でサム・ウィルソンが家族で経営する農園のあちこちには、見わたす限りに続くヒマワリの中でインスタ映えする写真を撮ろうと訪れる人々に対し、ある奇妙な警告看板が立てられている。

「公衆の面前でのヌード禁止」

曇りや雨の多い悪名高い気候がここ数週間のように鳴りを潜めているときには、ストーク・フルーツファームズの中にあるサムズ・サンフラワーズに花摘みという、いかにもイギリス的な夏の楽しみのために大勢の観光客が集まってくる。

ところが、今年の夏はカメラの前で裸になる来訪者が続出したため、3代目として農園を経営するウィルソン(38)は、警告看板を立てたり、ソーシャルメディアを使ったりして、来訪者にマナーを周知することにした。

「チクショウ、計画が台なしだ」

「当園には家族連れも来園されます。ヒマワリ畑で服を脱がいでください!」イングランド南部沿岸のポーツマス近くにある農園は今月、フェイスブックページにそう記した。「当園で裸での写真撮影が行われているという通報が増えていますが、こうした行為は一般開放枠では厳禁です。ご協力をお願いいたします!」

これには、何百というコメントが残された。だいたいはそうした状況に喜んでいるか、困惑しているかのどちらかで、「チクショウ、計画が台なしだ」と嘆く人もいれば、「この農園の正確な場所は? もちろん、友人のために聞いているのだが」といったコメントを残す人もいた。

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