アル/ヴェル「買う前に知りたい」10の注意点 あえて伝えるネガティブポイントとベストバイ
注目されるのは価格を抑えたグレードで、今は最も安価なグレードでも540万円だが、今後はノーマルエンジンなら400万~500万円、ハイブリッドでも500万~600万円のグレードが加わる。納期の遅延も考えると、価格の割安なグレードが加わってから検討するのも一考だろう。
注意点10:ハイブリッドの価格差が80万円
最後は、「どのタイプを選ぶか」に触れていこう。アルファード ハイブリッドZの価格は、ガソリン車よりも80万円高い。ノア/ヴォクシーではガソリン車とハイブリッド車の価格差は35万円だから、アルファードのハイブリッド車は割高に思える。
しかし、アルファードZの場合、ハイブリッドは購入時に納める税額がガソリン車よりも19万4000円安く、オプション価格4万4000円相当の「100V/1500Wアクセサリーコンセント」も加わる。
そうなると、実質的な価格差は約56万円だ。レギュラーガソリン価格が1リッター当たり160円なら、9万~10万kmを走ると、実質価格差を燃料代の節約で取り戻せる。
9万~10万kmは長く思えるが、新型のハイブリッドはバイポーラ型ニッケル水素電池を採用して、動力性能を高めている。エンジンとモーターの相乗効果によるシステム最高出力は、先代型の197馬力から250馬力に大幅アップした。実用回転域の駆動力は3リッターガソリンエンジンに匹敵するため、予算に余裕があるならハイブリッドを選びたい。
現時点でニーズ別にベストグレードの選び方をまとめると、次のとおりだ。
→アルファード ハイブリッドZ 2WD(620万円)
→アルファード 2.5Z 2WD(540万円)
→アルファード ハイブリッド エグゼクティブラウンジ E-Four(872万円)
→ヴェルファイア 2.4ターボ Zプレミア 4WD(674万8000円)
納期遅延が落ち着くまで待てるなら、前述のように廉価グレードやプラグインハイブリッドの登場を待ってもいい。欠点や注意点を列挙してきたが、こうした点を理解・納得して購入するなら、満足度は高いはずだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら