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伝統の70/革新の250「ランクル」2車同時に発表 プラドの名を捨てランドクルーザー新時代へ

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30周年時に国内導入されたモデルは、4.0リッターのV6ガソリンエンジン+5速MTであったが、今回は待望のディーゼル+ATだ。MTゆえに購入を諦めた人もいたであろうから、まさに“待望の”仕様だろう。

ボディ色が露出するドアなど、昔から変わらない部分が垣間見えるインテリア(写真:トヨタ自動車)

エンジンは、ランドクルーザープラドや「ハイエース」「ハイラックス」などで実績のある2.8Lの1GD型で、ATは6速の「6 Super ECT」。発売時期や価格(おそらく高くなるだろう)は未発表だが、そう遠くないうちにアナウンスされると思われる。

70系だけでも伝えるべき情報はたくさんあるが、今回の本題はランドクルーザー250のほうだ。現時点で発表されている情報を、お伝えしよう。

原点回帰を掲げる質実剛健スタイル

現行型となる4代目ランドクルーザープラドは、2009年から10年以上にわたり販売されており、次期型の登場が待たれていた。今回のランドクルーザー250は、名称を改めたその事実上のフルモデルチェンジ版である。

最上位に位置するランドクルーザーが"300"であることから、プラド改め250としたのだろう(ちなみに現行プラドのコードネームは150系だ)。

丸型と角型、ヘッドライトのデザインが異なる2つの仕様が公開された(写真:トヨタ自動車)

250は、ベースメカニズムを共有するレクサス「GX」が先に公開されており、スタイリングもそれに準じる。しかし、アーバンなレクサスGXに対し、道具感が追求されたデザインとなっていることが大きな違いだ。

トヨタは、「The Land Cruiser : 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」という、ランクルの原点に回帰する開発コンセプトを定め、ランクルを作り直す精神で開発を進めてきたという。

たしかに、どこか70や1990年代のプラドのような“ランクルっぽさ”があり、同時にスズキ「ジムニー」やメルセデス・ベンツ「Gクラス」のような、質実剛健さを感じさせる。

リアまわりでは背負式スペアタイヤが廃止されている(写真:トヨタ自動車)

ボディサイズは全長4925mm×全幅1980mm×1870mm(ホイールベース2850mm)と、現行プラドより100mm長く、95mm幅広く、20mm高くなり、もはやランクル300とほとんど変わらない。

「サイズの違い」から「キャラクターの違い」へと、舵を切ったのだろう。ただし、取り回し性を考慮して、ミラー幅(ドアミラーの左右端)は従来型以下としている。

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【ランクル初のハイブリッドもあるものの…】

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