世界の女性監督たちが紡ぐ「女性たちへのエール」 完成まで6年、日本から杏・呉美保監督も参加

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杏主演の『私の一週間』より。杏が演じるユキは、2人の子どもの子育てと、自分が経営する弁当屋の仕事に追われ、休む暇もない(©WOWOW)(東洋経済オンライン読者向けプレミアム試写会への応募はこちら

国連女性機関(UN Women)によると、世界全体の映像業界の中で、セリフのある役を得た女性の割合はわずか31%、製作者としてクレジットされた女性は21%、女性を主人公にした映画は23%にとどまるという。

もちろん数十年前に比べれば多少、改善の傾向はあるとはいえ、なかなか大きな前進には結びついていない、というのが現状だ。

映画界の男女平等のために300年も待つ?

2023年8月19日(土)~20日(日)にオンライン試写会を開催します(上記画像をクリックすると試写会応募画面にジャンプします)

世界的に女性のエンパワーメントやジェンダーの多様性が叫ばれる中、イタリア出身の映画プロデューサー、キアラ・ティレシは「男女平等を実現するために300年も待ち続けるんですか?もしそれが嫌なら今すぐ立ち上がらなきゃ」と呼びかける。

そんなティレシの思いに共鳴し、世界各国の映画業界で活躍する女性監督や女優たちが集まった。そこから生まれた7つの短編を集めたオムニバス映画『私たちの声』が9月1日より新宿ピカデリーほかにて全国公開される。

出演者は『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソン、『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデンといったオスカー女優を筆頭に、「デスパレートな妻たち」のエヴァ・ロンゴリア、マルゲリータ・ブイ、ジャクリーン・フェルナンデスら実力派が集結。

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