平気で「スーパーの弁当」買う人が見過ごす事実 アスパルテームは幅広い食材に使われている

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なお、IARCでは2015年10月、ハムやソーセージ、ベーコンなどの加工肉をグループ1に分類しました。これは世界に衝撃を与え、賛否をめぐる議論が沸き起こりましたが、これに比べると今回の分類はそれほど大きな波紋とはなっていないようです。

アスパルテームは、アミノ酸のL-フェニルアラニンとアスパラギン酸、それに劇物のメチルアルコールを結合させたもので、砂糖の180~220倍の甘味を持っています。1965年にアメリカのサール社が開発したものです。

日本では、味の素が早くから輸出用として製造していましたが、アメリカ政府の強い要望によって、1983年に当時の厚生省が使用を認可しました。これで、アメリカで製造されたアスパルテーム入りの食品が日本にも輸入できるようになったのです。

体内でメチルアルコールを分離する

アメリカでアスパルテームの使用が認可されたのは、日本より少し早い1981年のことです。しかし、摂取した人たちから、頭痛やめまい、不眠、視力・味覚障害などに陥ったという苦情が相次いだと言われています。アスパルテームは体内でメチルアルコールを分離することがわかっています。

メチルアルコールは劇物で、誤って飲むと失明するおそれがあり、摂取量が多いと死亡することもあります。おそらく体内で分離されたメチルアルコールが、さまざまな症状を引き起こしたと考えられます。

さらにアスパルテームは、がんとの関係が取りざたされています。TBSテレビが1997年3月に放送したアメリカのCBSレポート『How sweet is it ?』の中で、がん予防研究センターのデボラ・ディビス博士は、「環境と脳腫瘍の関係を調べると、アスパルテームは脳腫瘍を引き起こす要因の可能性がある」と指摘し、またワシントン大学医学部のジョー・オルニー博士は、「20年以上前のアスパルテームの動物実験で認められたものと同じタイプの脳腫瘍が、アメリカ人に劇的に増えている」と警告しました。

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