シリコンウエハのSUMCOは5月に震災前の生産規模を回復、特損は15億円【震災関連速報】

シリコンウエハのSUMCOは5月に震災前の生産規模を回復、特損は15億円【震災関連速報】

半導体や太陽電池の基板材料となるシリコンウエハ大手のSUMCOは22日、東日本大震災の影響で縮小している生産規模が、5月に震災前の水準に回復する見通しになった、と発表した。米沢工場(山形県米沢市八幡原、写真)の復旧作業を5月上旬に完了。伊万里工場(佐賀県伊万里市)や佐賀工場(佐賀県杵島郡江北町)など、九州3工場での代替生産分と併せて、生産水準を戻す。

米沢工場はシリコンウエハの材料となる単結晶(インゴット)を生産する。地震で損傷した設備のうち、安全や品質が確認できた一部の設備から4月中旬に稼働を再開しており、5月上旬に復旧作業を終える。ただ、現地で続く余震や電力などの供給状況に応じた生産態勢となるため、米沢工場自体の生産規模が、震災前の水準にただちに戻るワケではなさそうだ。足りない分は、九州の工場が代替生産で補う。

SUMCOが震災で受けた直接的な損害は15億円程度の見込み。製造仕掛かり品を含む棚卸資産の損失や機械装置などの修繕費、操業停止期間中の固定費などで、11年2~4月期(第1四半期)に特別損失として計上する予定という。

(武政 秀明 =東洋経済オンライン)

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