JR東日本の技術「東海の駅」で実用化、その意味は? 系列ベンチャー企業が開発の無人決済システム

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JR東海 焼津駅
JR東海・東海道線の焼津駅。ここでJR東日本系ベンチャー企業の開発した技術が採用された(写真:jooko3/PIXTA)
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焼津市は静岡県の中部に位置する市で、人口は約13万人。全国有数の漁獲水揚げ高を誇る焼津漁港があることで有名だが、静岡市のベッドタウンとしても栄えている。市の玄関口はJR東海の焼津駅。静岡県統計年鑑によれば、コロナ禍前の2019年における同駅の1日平均乗車人員は8868人だった。東海道本線(東海道新幹線含む)の静岡県内旅客駅の中では42駅中9番目だ。

その焼津駅内に6月21日、ファミリーマートがオープンした。駅構内にコンビニができるのは特段珍しい話ではないが、このファミリーマートが、JR東日本のベンチャー企業が開発した無人決済システムを導入しているとなればちょっと気になる。JR東日本の技術がJR東海の駅構内で実用化されたことになるからだ。

手に取った商品を自動で判別

この無人決済システムは、JR東日本系のコーポレートベンチャーキャピタルとシステムコンサルティングを行うサインポストの共同出資で設立されたTOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー、TTG)が開発した。入店後、買いたい商品を手に取って、出口の手前で購入する商品名と合計金額を確認し、交通系電子マネー、クレジットカード、現金などで支払いを終えると、ゲートが開いて外に出られるという仕組みだ。

焼津駅 ファミマ 無人店舗
焼津駅にオープンしたファミリーマートの無人決済店舗(記者撮影)

最近はレジで客が自分で商品バーコードを読み取る操作を行って精算する「セルフレジ」も増えているが、TTGのシステムは商品をバーコードに読み取らせる必要がない。店内に設置された多数のカメラが商品棚の前に立つ客の動きや商品の出し入れを認識しており、商品は何度でも購入できるし、買い物の途中で棚に戻してもかまわない。

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