――30年間でNTT社長の役割はどう変化してきたか?鵜浦社長の後継者の課題はどのようなものになるのか?
歴代社長はよく存じ上げている方ばかりだ。その時代に必要な方がされていたと理解している。前社長の三浦惺会長がなぜ私を選んだのかと考えると、変えることが大好きな私の性格が合っていると思われたのだろう。「何かがおかしければ変えなければいかん」という性格は昔からずっとそうだ。たまたま、変えるべきことが多い時期なので、グループ各社にメッセージを出せている。
ただし、私が持ち株会社の役員に就任したのは2002年。当時の持ち株の役割やグループとの関係はまったく異なる。コムと東西の摩擦をどう調整するか、といった時代もあったが、今は電話主体のマーケットが変化し、ワンオブゼムとしてどうあるべきかという議論になっている。10数年前に経営企画担当としてグループの調整役をやっていたときに比べたら非常にやりやすい。また、メインプレイヤーではなく触媒でいいなどと、私自身も考え方や発想が変わっている。後継者が何をしていくべきか、その答えが分かっているなら今年交代してもいい(笑)。
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