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「逆に言うと」を使いこなせない大学生が目立つ訳 やり方だけを教える「暗記教育」を脱するには

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私の授業スタイルは「なぜ数学が大切か」「なぜこの項目をここで学ぶのか」「暗記でなく理解の学びを」等々を説明する姿勢をモットーにしている。

4月から非常勤講師として1年生と2年生の授業を一部担当してきた神田女学園高校の授業は、留学する生徒からなるクラスもある。その姿勢が留学を志す生徒のチャレンジ精神や知的好奇心を刺激する面があるようだ。

1年生のそのクラスでは、「今の説明わかりましたか」という質問に対する返事はYES・NOを含めて、ほぼ全員から聞こえる。問題を考える時間には友達同士で話し合う姿がクラス全体で見受けられる。

たまたま「逆は必ずしも真ならず」を含む論理的な用語についての授業でも前述の話題を含めて話すと、クラスの生徒皆がニコニコ顔で聞き入っていた。

当初、「留学希望者が集うクラスの生徒諸君は外国語は真剣に学ぶものの、数学に対する向学心はいまひとつではないだろうか」と予想していたが、それはまったくの見当違いで、反省の気持ちを持った次第である。

生徒がのびのび学ぶ環境を

2年生のそれと同じクラスに在籍する生徒が受けている授業は、選択の数学であることから履修者は少ない。履修者の一人でユニークな発想力をもった生徒が、「先生、私はいま少し眠いです。目を覚まして授業を真剣に受けたいので、この授業はこれから立って受けていいですか」という質問をしてきた。私はとっさに、「履修者が少ないことから邪魔にもならないので、もちろんOKです」と伝えた。するとその生徒は立ち上がって、質問しながら本当に楽しく授業を受けていたこともある。

授業に対する生徒の姿勢は、文系や理系などの属性とは関係なく、授業方法などの工夫で変化するものである。

「逆は必ずしも真ならず」などの論理的事項は、「受験にはほとんど出ない」や「計算問題とは異質である」などの雑言を気にせずにのびのび学ぶ環境がふさわしいのであり、このような学校こそが注目されることを祈る次第である。

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