日経平均株価はどこまで下がったら買うべきか やっと来た本格的押し目、「3つの買いポイント」

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急激に上昇してきた日本株。ようやく少し安い価格で買えるときが来たのだろうか(東京・原宿、写真:ブルームバーグ)

今年の上半期の相場がそろそろ終わろうとしている。日本株は代表的な指標である日経平均株価の終値が3万2781円と2日連続で下げたものの、外国人投資家の買い攻勢によって、下がりにくい相場が続いていることには変わりがない。

4月以降「3回目の押し目」がやって来た

この3カ月を振り返ってみると、急激な上昇の中で、日経平均の押し目といえば、4月5~6日の814円、6月7~8日の865円、そして今回の6月22~23日の793円下げの3回だけだ(ただし、今回が2日間で止まるかどうかはわからない)。

筆者の前回の記事「日経平均の当面のヤマ場は6月16日にやって来る」(6月12日配信)では、押し目のメドとして①強い相場では25日移動平均線のプラス1%、②平均的な相場では25日移動平均線まで、③本格的調整が入る場合は75日移動平均線まで、という3つの基準を挙げた。

現在のところ、上述した4月から6月までの3回の押し目とも、最も高い①の押し目水準(25日移動平均のプラス1%)にすらタッチしていない(23日現在ではプラス1.98%)。ということは、今回の押し目は、迷わず「良い買い場」として対処すべきだろうか。

ただ、今回は先物水準(シカゴ日経平均先物3万2635円)などを考えると、4月以降で初めての「3営業日連続安」の可能性がある。さらに、筆者に言わせれば「前2回とは違うという雰囲気」が漂っている。

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