「他人の得を自分の損」と感じる人に見えるサイン 「認知や受け取り方」を変えることができたらラクに

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何をしていても楽しそうで、幸せそうな人って、実は特別な世界に生きているわけではないんです。

すごくシンプルな言い方をしますが、「幸せ」って、世界のいたるところにいっぱい落ちていて、そこで幸せばっかり探しているか、不幸ばっかり探しているかってだけの話なんだと思うんです。

同じ景色を見ていても、幸せを感じる人もいれば、何も感じない人もいる。受け取る姿勢だけだと思うんですよね。

だから「認知」や「受け取り方」を変えると、けっこうたやすく世界は変わって、幸せを感じやすくなったりします。

「認知」や「受け取り方」を変えることを「リフレーミングする」といいます。

「リフレーミング」は、よく「言葉の言い換え」でも使われます。同じことをポジティブな言葉で表現するのです。

例えば、目の前の相手を「うるさい人だな」って思ったときに「にぎやかな人だな」と言い換える。

これを、「考え方」や「ものの見方」などにも広げて、ポジティブな認知をすることで世界は変わっていくんですね。

電車で子どもが騒いでいる光景を見て、「親のしつけがなっていない」と不快に思う人もいれば、「元気でかわいいわね~」とほほえましく思う人もいるでしょう。

上司から突然仕事をふられたときに、「仕事がふってきたよ、憂鬱だなぁ」と思う人もいれば、「終わったら、そのあとの酒がうまいだろうな」って思う人もいます。

「自分の認知を変える」ことができたらラクになる

同じ状況であっても、受け取り方は人それぞれ。

別に人と違ってもいいし、違うのは当然ですが、もしも「何かしんどいな」と思うなら、自分の「認知」を疑ってみるのはどうでしょうか。

「生きづらい世の中だ」と思ったとき、世界の見え方、とらえ方を決めているのは、実は自分自身だったりします。

「自分の認知を変える」ができるようになったら、いろいろラクになると思います。

例えば「自分は友だちが少なくて不幸だな」と思っていた場合、その「友だちが少ない人は不幸」という認知を疑ってみます。

「どうして友だちが少ないと不幸だと私は思うんだろう?」というような疑問を自分に投げかけてみて、考えてみます。

「たしかに私は友だちの数は少ないけど、でも、その友だちと過ごす時間はすごく楽しいよなぁ。不幸って感じはしない」「友だちが少ないけど、すごく幸せそうな人も世の中にはけっこういる」

こんなふうに、自分の「友だちが少ない人は不幸」という「認知」について考えているうちに、自分の思い込みに気づけるのではないでしょうか。

次ページその思い込み、本当に自分が感じたこと?
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