「不動産100億の投資家」実践"資産急拡大"の秘訣 不動産投資では物件よりも「金融機関」を見よ!
不動産投資を始めたいが踏み出せない。あるいは1部屋、1棟は買えたがそれ以降拡大の道筋が見えない……。30棟、100億超の物件を保有する玉川陽介氏によれば、「こういったケースには、初心者に共通するよくない思考パターンが見られる」という。
多くの初心者は、「どの地域で投資をすべきか、お宝物件はどれか」といった視点で不動産投資と向き合うだろう。しかし玉川氏は、「割安物件を探す必要はなく、場所にこだわる必要もない」と断言する。さらに、「不動産投資は、物件よりも融資条件を見るべき」と説く。
玉川氏が実践するのは、誰でも買える普通の物件を保有するだけで、多額の収益を生み出す手法。新刊『Excelでできる 不動産投資「資産管理」のすべて』が話題を呼んでいる玉川式「不動産投資」の道筋を解説していく。
「お宝物件」より「売れ残り物件」を選ぶ理由
多くの不動産投資初心者は、「いい投資」をするために、高利回り物件を求めて宝探しを続ける傾向にあります。
たしかに、利回り10%を超えるような物件は、保有期間中に高い賃料を得られ、最後には5割増しなど破格の条件で売れることもめずらしくありません。
しかし、そのような物件を探し回っているのはプロ業者も同じです。1つの物件を巡って百戦錬磨の業者と競合するのでは、初心者に「いい物件」が巡ってくる確率は低いといえるでしょう。
その結果、「いい案件」になかなか巡り合うことができず、拡大の道筋が描きにくくなるのです。
この問題を避けるために、筆者は競合のない道を選んできました。
じつは、筆者は不動産投資家ではありますが、物件を吟味することはなく、「売れ残り物件」を好んで買っています。
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