「不動産100億の投資家」実践"資産急拡大"の秘訣 不動産投資では物件よりも「金融機関」を見よ!

拡大
縮小

金融機関によって異なる「得意メニュー」を知ることも、大切なポイントです。

金融機関によって「得意な案件」は異なる

たとえば、信用金庫では、財務状況が脆弱な投資家と築古物件でも扱いますが、地銀では、財務状況が良好と格付けされるような優良な投資家(会社)と築浅物件の組み合わせが好適です。

メガバンクへの持ち込みは上級者に限ります。

こういった状況を理解したうえで、融資枠に当てはまる案件を用意して、融資の申し込みをするのです。

また、物件の特性によって融資額や貸出期間は変わりますので、それらの計算ロジックを熟知し、融資が出る条件を満たした物件を選ぶ必要があります。

とはいえ、金融機関の考え方は投資家の感覚とはかけ離れているため、想像だけで理解できるものではないでしょう。

融資審査の業務フローを事前に学ぶ必要があるのはそのためです。

融資審査においては決算書の提出が必要ですが、じつは、税理士が作成した書類をそのまま送るだけでは不十分です。

融資審査で求められる項目を網羅した資料を作らなければ、「100点」をとることはできません。

本審査の流れ(出所:『Excelでできる 不動産投資「資産管理」のすべて』)
次ページ「魅せる」財務資料で100点をとるには?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT