資産運用「全然しない人する人」で"7800万円"差も "年収400万円"の共働き世帯で「1億円達成」も
アカリ:ケイの従妹で社会人3年目。親戚の集まりなどでお金にまつわる様々な話を耳にしており、資産運用への興味が強い。好きなモノはお酒とインスタグラム。
月3万円で1000万円達成する
アカリ:ケイさん聞いてください! 先週会社の飲み会で、ある先輩が「iDeCoの残高が1000万円を超えた」って言ってたんです。それってすごくないですか!?
ケイ:僕のまわりでもそういう人がちらほら出てきているよ。企業型DC(確定拠出年金)が2001年に始まってから20年以上だからね。「長期の積立」と「複利効果」のダブルパワーを実体験した第1世代が、日本でもあらわれている。みんなとくに投資に詳しいわけでもない、ごく普通の人たちだよ。
アカリ:iDeCoや企業型DCって、毎月コツコツと積み立てていく仕組みの運用ですよね。それで1000万円だなんて、ちょっと信じられないというか。
ケイ:いや、その仕組みさえつくってしまえば、全然可能なんだよ。たとえば月3万円を20年積み立てれば、1000万円は年利回り5%あれば達成できる。ちなみに、長期の投資先として最もメジャーな世界株式指数*の過去の長期利回りは10%近いんだ。
*MSCI World Indexが計測開始された1969年から過去50年超の平均年利回りは9.3%
日本人が知っておくべき投資の「幹」とは?
アカリ:私も20年後、1000万円貯められたらなあ。でも投資っていわれても、いったい何をしてよいやら……。
ケイ:世の中にはいろいろな投資の情報がはびこっているけど、普通の日本人が知っておくべき幹の部分はこの3つぐらいだよ。
①国が用意した金融投資の制度について
②金融投資商品選びの一般的な意見について
③持ち家か賃貸かについて
この3つを知っていたのと知らなかったのでは、人生の豊かさに大きな差がつくのは間違いないだろうね。
じゃあ、今日は「ごく普通の家庭で資産1億円を作れるか」というお題で考えていこうか。
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