●文理ともに学内セミナーへの参加が増大
学内セミナーは学生にとってありがたい存在だ。慣れ親しんでいるキャンパスで行われ、参加者は同じ大学の仲間たち。交通費、時間、心理のいずれもゆとりがある。そもそも参加している企業は、自分の大学の学生を積極的に採用したいと考えているわけだから、ミスマッチも軽減される。図表2:学内セミナー参加回数(文系)
図表3:学内セミナー参加回数(理系)
10年卒から11年卒では「0回」が増えていたが、12年卒では改善され、文理ともに「0回」が減っている。文系では28.8%が24.0%になり、理系では30.1%から27.9%になった。
また文系では「4回」「5回」と[10回以上]が増えている。理系では「3回」「4回」「5回」「6回」と「10回以上」が増えている。
文理ともに学内セミナーの参加数はこの数年増えており、今後も伸びが予想される。ただし「0回」の学生も必ず存在する。開催時期や時間帯の問題もあるようだ。
学生の声にも「企業説明会が5限にしかないのが困る。5限に説明会があるとわかっていたら、授業を入れてなかったのに」「1月の企業説明会がテスト期間に重なっているのはどうにかならないか」「学内セミナーの時間帯を昼休みにして欲しい」などの不満が述べられている。
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