日経平均は、どこまで上昇するのか 「15年ぶり2万円回復」後のバブルとは?

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しかも国内の鯨たちは、先行したGPIF以外は、本格的な買い行動は今年度からなのだ。

ゆうちょ銀行や、簡保の総資産対比の株式購入額の推定は、他の銀行(4.7%)や生保(5.6%)と同程度と考えると、他のメディアでも報道されているように、ゆうちょ銀行で7兆円、かんぽ生命で4兆円、計11兆円の買い入れ枠があることになり、これを中期購入計画最終年の2017年度までに達成させるとしたら年4兆円弱の買いが入るわけで、市場インパクトはかなり大きい。

「ITバブル通過」の次は、資産(金融)バブル?

これに対して、売り方のエネルギーは段々細って来ている。売り専門のファンド筋は、売ってはやられ、また「売ってはやられ」の連続で、かなり疲弊した。

また、2008年のリーマンショック以降、1度も買い越しにならなかった個人投資家の年間売買動向も、まだ陽転買い越しは見られないものの、30年ぶりに戻って来た顧客の話もちらほら聞こえて来る。

残念ながら、多くの個人投資家は、2万円乗せを、15年前のITバブル崩壊以降苦しんできた株式投資からの撤退のきっかけにしている。このような時は、天井は打たないものだ。

逆に、30年ぶりに戻って来た投資家の心理はどんなものか。おそらく、ITバブルを通過したのだから、次は資産バブル(1989年の3万8915円の上を行く、日経平均4万円)を目指すのではないかという期待感が意識の底にあるのではないかと、筆者は思っている。
    
あの米国ナスダック指数も、はるかかなたの数字に見えた、2000年3月10日のITバブル高値5048.62ポイントをついに抜いた。それは史上最高値でもあった。

では、ナスダックの「次の展開」はどうなるだろうか。

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