一発でわかる「一緒にいて楽しい人」3つの特徴 相手に安心感や癒やしを与えられる話し方とは
万全の準備をしても、相手はそこには関心がないことが多く、気軽に会える関係であることのほうが、ずっとうれしく、ずっと楽しいのです。気軽に「会わない?」「どうしてる?」と言える関係になると、楽しかったり、癒やされたりする時間がたくさんもてるようになります。“気楽さ”は心をオープンにするのです。
越えてはいけない境界線をわかっておく
気持ちのいい人とは、お互いの距離感が自然にわかってつき合える人です。相手を自分の都合に巻きこまないし、相手を尊重して見守り、求められたときや困ったときに、そっと手を差し伸べてくれます。相手のことを大切に思っているから、「ここから先に踏みこんだら、関係がこじれやすい」という境界線をわかっているのです。
安心して生きていける、心の“パーソナルスペース”ともいえる領域を保ってあげるのが、礼儀というもの。そこに人が土足でずかずかと入っていくと、心の安全を脅かされ、相手は居心地の悪さや圧迫感を覚えてしまうのです。
トラブルの原因は、この領域を侵してしまったからということが多いのです。頼ったり頼られたりするのはいいことですが、お互いに気持ちのいい範囲が大切です。勝手に引き出しやメールなどを見ない。相手の恋人や家族、人の生き方について意見しないなど、相手の安心できる領域を侵さないよう気をつけたいものです。
入ってきてほしくない領域は、人それぞれ。初対面でも意気投合して近い距離になることもあれば、長い間つき合っても距離感があることもあります。
会話をしていて、「うーん……」と返答が鈍くなったり、表情が曇ったりしたら「ストップ!」という合図。さっと引っこめたり、話題を変えたりするのがお互いのため。いきなり距離を縮めるのではなく、少しずつ親しくなっていくのが、安心できるプロセスです。