「外国人が買いすぎた東京」で更に価格上がる地域 不動産芸人が「値上がりはほぼ確実」と断言
この外国人による「日本爆買い(不動産編)」で高価格帯を買おうとしてる人は、1億何千万円以上のマンションを買おうとしてる一方で、もちろん8千~9千万円ぐらいのマンションも見てらっしゃる。この影響で、東京全体がじわじわと引っ張られて、値上がりしてきた側面もあります。
元々港区に住みたかったけど値上がりで予算が足りなくなり、港区をやめて目黒区にしようとか渋谷区にしようとなって、目黒区・渋谷区までが上がる。目黒・渋谷で考えてらっしゃる方が、城南が厳しいから城西だったり城北の方に行こうとか。この10年を振り返ったときには、まず港区・中央区・千代田区が上がっていって、そこからどんどん周りへ影響が浸透していきました。
一方で裏を返せば、もし売却する際には買い手に事欠かないことになります。外国人の非居住者への不動産取得規制等の法律ができたら、潮目が変わる可能性はありますが。
知名度は高くなくても、新路線や直通電車で住宅価格は上がる
外国人による爆買いについてお伝えしたので、次はインフラ関係の鉄道の新路線や直通電車で住宅価格が上がることをお伝えしたいと思います。
鉄道の影響としては、新路線開通が不動産価格を最も上昇させます。東京を見たとき、近年ですと「つくばエクスプレス」や「日暮里・舎人ライナー」などです。
「日暮里・舎人ライナー」は、荒川区の日暮里と足立区の舎人地区を結ぶ新交通システム。開業した2008年から、地域の人は盤石な通勤・通学の足を手に入れたことになります。
知名度はあまり高くない公共交通ですが、「日暮里・舎人ライナー」ができる前とできた後では、沿線の不動産相場は実際に大きく変わりました。
有楽町線延伸(豊洲~住吉間)、南北線延伸(品川~白金高輪間)につきましては、運営を行う東京メトロは国土交通大臣から鉄道事業許可を受けています。開通が実現すれば、延伸するエリアの住宅価格は上がるに違いないでしょう。こうして東京の湾岸部は、またもう一段住宅価格が上がるのではないでしょうか。
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