年間配当「282万円」を生む庶民投資家の103銘柄 保有方針とポートフォリオを1株単位で公開

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保有する「103銘柄」から一部を紹介

それぞれの銘柄で、投資を決定した時には自分の思い描くシナリオがありますが、シナリオ通りに進めば保有を継続し、思惑が外れた場合には売却するなどして、ポートフォリオを少しずつ理想の形へ整えていきます。

自分のシナリオ通りに進んだ場合は長期保有することになり、その銘柄に対する理解も深まっていきます。自ずと適正な株価水準というものも分かってくるため自信をもって買い増しをおこなうことができます。

このようにして長期保有する過程で株数を増やしていった銘柄は、遠い将来にわたっても売却予定のない「永久保有銘柄」となります。

それでは現在保有している103銘柄から、ここでは「1.三菱商事」「32.大塚ホールディングス」「53.キユーピー」「77.J.フロント リテイリング」「102.テルモ」の5銘柄を見ていきましょう。

■1.三菱商事

最も保有比率が高いのが三菱商事です。三菱商事は大型株の筆頭格で2009年頃から投資し始めて、長い時間をかけて、割安と判断ができる時に断続的に買い増しをおこなってきました。

SBIネオモバイル証券で1株投資が破格の手数料でおこなえるようになってからは、1株ずつ毎日買うなどして株数を積み上げてきました。

コロナショックのまっただなかにあっても連日のように買い続けたことを毎日ツイートしていたことや、また、その年の8月末には伝説の投資家であるウォーレン・バフェットが日本の総合商社5社の株式を5%ずつ保有したと発表したことで、私のTwitterでの情報発信も少しずつ認知されはじめ、1株投資という手法をみなさんに伝えられた思い出深い銘柄です。

三菱商事は今後も売却せずに永久保有する予定です。既にかなりのポジションをとっていますが、「中期経営戦略2024」では「持続的な利益成長に応じて増配を行う累進配当を基本方針とします」と明記されており、安定的な配当が期待できます。

そのため、配当利回りが4%を超える株価水準であれば、定期的に買い増しをおこなっていきたいと思います。

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