資産運用「全然しない人する人」で"7800万円"差も "年収400万円"の共働き世帯で「1億円達成」も

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ケイ:ここまで見てきた家族Aと家族Bの比較で伝えたいのは、ごく普通の家族でも可能な金融資産と不動産資産の資産形成法だ。

この2つを長期でコツコツ実践すれば、ものすごいパワーを発揮する。そして大事なのは、コツコツ型の堅実投資は長期で結果を出すものであり、後から早送りで結果を取り戻すことはできないということなんだ。

アカリ時間を味方につけて、長期でコツコツが大事ってことですね。資産運用の基本的な考えがよーくわかりました。

ケイさんが最初に言っていた大切な3つの幹とは、こういうことですね。

【日本人が知っておくべき「投資」の3つの幹】

①国が用意した金融投資の制度について

→NISAやiDeCoなどの税優遇制度を利用する

②金融投資商品選びの一般的な意見について
→世界経済の成長を意識しながら、
 投資信託などで、優良な資産へ長期で幅広く投資を続ける

③持ち家か賃貸かについて
→将来的に資産価値が見込める持ち家で、ストックをコツコツと増やしていく

「人生100年時代」60代の人でも「先」は相当長い

ケイ:その通り。家族Aが資産1億円に届いたように、普通の人はコツコツ型のまっとうな投資で十分。金融資産と不動産資産のストックという二刀流なら心強いね。

今回は都内に住む家族を例にあげたけど、地方より東京に住んでいる人が得だということもない。地方は東京に比べて住宅費が安いから、その分金融投資に回すことができるからね。

アカリ:はい。とにかく長期でコツコツが大事。始めるなら早いほうがいいですね。

ケイ:うん。人生100年時代、50代、60代の人でも、先は相当長い。誰にとってもコツコツ型の投資をはじめることは大切だよ。

iDeCoや新しくなるNISAなど、国の制度もそれを応援しているし、僕はすべての人が「資産運用の『ある』人生で豊かになる」ことを願っています。

アカリ:私も1000万円、いや1億円目指して、コツコツ頑張ろう!

加藤 航介 WealthPark研究所代表/投資のエバンジェリスト

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かとう こうすけ / Kosuke Kato

WealthPark研究所代表/投資のエバンジェリスト。国内外の投資会社でファンドマネージャーなどの要職を20年経験後、人生とお金の研究・教育を行うWealthPark研究所を設立。英米で10年を過ごし、世界30カ国以上での投資調査の経験を持つ。二児の父。米国コロンビア大学MBA修了(経営学修士)。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー、証券アナリスト試験に合格。一般社団法人 投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」客員研究員。渋谷教育学園渋谷中学高等学校「お金と投資の専属講師」。

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