すべるのを恐れないAIが考えた「渾身のギャグ」 生成AIが考えた日本語でも英語でもウケるネタ

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では、日米両方の読者が楽しめるジョークをいくつか紹介しますね。
1. Why did the tomato turn red? Because it saw the salad dressing!
トマトが赤くなった理由は何でしょうか?サラダドレッシングを見たからです!
2. What did the sushi say to the bee? Wasabi!
寿司が蜜蜂に言った言葉は何でしょうか?ワサビ!
3. Why did the scarecrow win an award? Because he was outstanding in his field!
なぜかかしは賞を受賞したのでしょうか?彼は彼の専門分野で傑出していたからです!
以上、いくつかのジョークを紹介しました。日本とアメリカの文化の違いを楽しみながら、お互いの笑いを共有できることを願っています。

AIが考えた「ことば遊び」

再びデビットです。

どうだったでしょうか。正直、英語のジョークとしてはよくできています。これらのジョークはいずれも「ことば遊び」を使ったもので、ちょっと英語の勉強にもなります。

1の例では調味料のドレッシングと「着替える」という意味の「Dressing」を掛けています。2ではWasabiは「What up bee」の音がワサビと聞こえること、そして3は「Outstanding(傑出している、立っている)」と「Field(分野、畑)」という違った意味に読み取れると言うわけです。

しかし端的に言って、日本語ではつまらない以前に意味不明ですね。正直ガッカリですが、実はこれには理由があります。

実は人間の知性をコンピューターが超えたとされる歴史は意外と古く、1996年にIBMのコンピューター「ディープブルー」がチェスの世界チャンピオンに勝ったことなどが広く知られる例でしょうか。

ただ、この30年近く前のコンピューターが人間に勝てた理由は、「チェス」という決まったルールの中で「勝つ」という1つの答えに対して向かっていけばよかったからです。

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