韓国の「水かけフェス」がタイで超盛り上がる背景 K-POPにも数多くいるタイ出身アーティスト
ちょうど本イベントが開催されたこの時期には、旧正月の祝日に水を撒いて幸運を祈る、伝統行事の「水かけ祭り」がタイ各地で実施されていた。タイ国民に親しまれているだけでなく、海外からも観光客が多く訪れる恒例の祭りになっており、近年はこの期間にあわせて水を演出に使う音楽イベントがいくつか開催されている。街中の至るところで「水かけ祭り」が行われる中で、本フェスもまるでその1つのようにタイに溶け込んでいた。
さて、会場でライブがはじまると、アーティストのパフォーマンスとともにウォーターキャノンが上空に向けて炸裂。ステージセットの高さを軽々と超える巨大な水柱がいくつも立ったかと思うと、それがシャワーとなってステージと客席に降り注ぐ。ステージは水幕に包まれて、舞い散る水滴や霧にレーザーや照明のカラフルな光が乱反射し、その数秒間だけステージは幻想的な世界に変わった。
アーティストも観客も水をかけあう
さらに、ステージからはアーティストやダンサーがウォーターガンを操って観客に向けて放水。カラフルな水鉄砲を抱える水着の観客たちもこれに応戦する。びしょ濡れになりながら、ステージ端に来たアーティストを狙い撃ちし、観客同士も水をかけあうなかで誰もが大興奮。楽しそうな歓声が会場中に響いていた。
今回のバンコク公演では、前半にタイのアイドルグループやDJが登場し、中盤からは韓国のアーティストたちが続々と登場。韓国アイドルのSUNMI(ソンミ)やGOT7のYUGYEOM(ユギョム)のほか、ヘッドライナーにはK-POPグループ・Block Bのリーダーを務め、ラッパー、音楽プロデューサーとしても活躍するZICO(ジコ)が会場を大いに盛り上げた。
前述したように、こうしたタイでのK-POP人気の一翼を担っているのが、K-POPグループで活躍するタイ人メンバーたちだ。
今回のイベントにはK-POPグループ・GOT7のメンバーでタイ人のBamBam(ベンベン)が出演するなど、彼らのタイの音楽シーンにおける影響力の高さを感じられる。
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