「連休中にランニング」始めるのが正解の納得理由 7つの健康効果を引き出す初心者向けポイント

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以上のような効果やメリットを知ると、ランニングをする価値がかなり高いことがおわかりだと思います。そこで、ゴールデンウィークを期に実際に始めてみたいと思い立った初心者に役立ちそうな、ランニングの具体的なアドバイスをいくつかお伝えしましょう。

①走る前(準備)

まずは、クッション性のある初心者向けのランニングシューズをゲットしましょう! スポーツ用品の量販店に行けばたくさんのランニングシューズが並んでいます。店員さんに初心者であることを伝えて相談すれば、ベストなランニングシューズを選んでくれるはずです。

ランニングウェアは、吸汗速乾素材であることが最低条件です。これからの季節はTシャツにランニングパンツまたはハーフタイツの服装にすると、快適に走れます。

ゴールデンウィーク後半は天気がよい日が多いという予報。日差しが強くなることもあるので、ランニングキャップやサングラスがあるといいでしょう。日焼けや熱中症予防はもちろん、見た的にもスタイリッシュなランナーに変身できます。

体脂肪燃焼なら朝ランがお勧め

②ランニング中

走るタイミングはもっとも余裕のある時間帯を選びましょう。

早朝の朝食前は体脂肪燃焼を促すのに最適。気温も低めなので、暑さが苦手な人にお勧めです。比較的時間がある日中は、ランニングができる公園などに移動できますが、暑さが苦手な人は避けたほうが無難です。夕方は、1日のうちでもっとも身体が活発になっている時間帯なので、気持ちよく走れます。

いずれにしても、いきなり走り始めるのではなく、関節を回す、筋肉をストレッチするといった、走る前のウォーミングアップは必ず行いましょう。5〜10分程度のウォーキングを行ってから走ると、筋肉が温まってスムーズに走れます。

また、気持ちがよくなっても、急にスピードをあげないようにしましょう。スピードがあげられる筋力がつくまで3カ月くらいかかります。初心者のランニングは、距離よりも時間を目安にすると、無理せずに行うことができます。

走っている途中で足や呼吸がつらくなったら、途中で歩いてもいいということを忘れずに。また、気温が高いときに30分以上走る場合は、ランニング途中の水分補給も行ってください。

③走り終わったら

これからの季節、少しのランニングでもかなり汗をかきます。走り終わったら速やかに着替えて、身体を冷やさないようにしましょう。走り終わったらまずは水やスポーツドリンクで水分補給をしましょう。水分補給をせずにすぐビールなどのアルコールを飲むことは厳禁です。

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ゴールデンウィークに始めるランニングは連続して走れる日数が多いので、習慣化するには絶好のタイミングです。いきなり頑張りすぎず、「もう少しできたかな」「また明日も走りたいな」と思うくらいの余裕を残しながら始めてみてください。

ゴールデンウィーク後もランニングが習慣化できれば、人生が変わります。晴れて気持ちのいい連休の1日、気持ちのいい健康生活へのスタートを切ってみてはいかがでしょうか。

金 哲彦 プロランニングコーチ

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きん てつひこ / Tetsuhiko Kin

早稲田大学在学中4年連続で箱根駅伝5区(山登り)を走る。卒業後、リクルートランニングクラブの選手を経て、後にコーチ・監督に就任。有森裕子、鈴木博美、志水見千子、高橋尚子らオリンピック選手を指導。現在は市民ランナーからオリンピックランナーまで幅広く指導する、NHK BS1『ランスマ倶楽部』でお馴染みの プロ・ランニングコーチ。テレビやラジオの駅伝・マラソン中継の解説者としても活躍、東京オリンピックや世界陸上オレゴン大会でも陸上競技の解説を担当した。ランニングに関する著書は多数。

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